うる星やつらのラムちゃんの方言といえば「だっちゃ」ですが、本当にかわいいですよね~!
この「だっちゃ」ですが、どこの方言なんだろう?と気になったことはありませんか?
ネット上では北九州説や山口説などさまざまな憶測が飛びかっているんです。
ちなみに私は新潟県佐渡島出身ですが、佐渡島でも「だっちゃ」は使いますね。
ちょっと使い方が違うというかイントネーションが違う感じではありますが。。。
幼いころはラムちゃんは佐渡出身だって思ってましたからね私は。
ということで今回は
うる星やつらのラムちゃんの方言はどこの方言なのか?
徹底的に調べ、解説していきます!
うる星やつらラムの方言”だっちゃ”は仙台弁!
結論から言うと、ラムちゃんの方言「だっちゃ」は仙台弁がモデルになっていることがわかりました。
北九州や山口でも「~ちゃ」という方言はあるようなのですが、厳密にいうと「だ」がつかないようですね。
そして私の故郷の佐渡弁でもなかった!残念っ!!
しかし高橋留美子さんは新潟県新潟市の出身。
ラムちゃんの方言に多少新潟のイントネーションが混じっててもおかしくはないでしょう!とあきらめ悪く言ってみます(笑)
が、実際のところ高橋留美子は新潟の方言ではないと名言しているそうです。
仙台弁では「だっちゃ」以外に「~したのけ?」や、一人称で「うち」という表現もあるので、まんまラムちゃん語であるといえるでしょう。
ただし高橋留美子は特にイントネーションではなく目で見て読んだ感じが可愛らしいということで仙台弁にしたということなので、実際の仙台弁とラムちゃん語ではイントネーションが違う部分もあります。
実際の仙台弁は濁音が多いので、そこはラムちゃんとは少し違いますしね。
あくまでも仙台弁をモチーフにした造語である、というのが正しい認識ではないでしょうか。
うる星やつらラムの方言になったモデル「青葉繁れる」
そもそもなぜ高橋留美子はラムちゃんの方言に仙台弁を使おうと思ったのか?
それは井上ひさしさんの『青葉茂れる』という小説を読んだのがきっかけだったようです。
髙橋留美子が井上ひさしのファンだったんですね。
高橋留美子さん自身もインタビューで答えているのを発見しましたよ。
「ラムは一番作り込んだキャラクターですね。かわいさが第一と思って描いていました。劇画村塾で作った短編の宇宙人がもとになって。虎柄の服と電撃は雷様のイメージから。そこはシンプルな発想なんです。“だっちゃ”は、編集さんのアドバイス。『勝手なやつら』の半魚人がなまっていて、ラムもそうしたらいいんじゃない、と。私、井上ひさし先生の『青葉繁れる』が好きなんですが、仙台の物語で“だっちゃ”が出てくるんです。それを使わせていただきました」
ダ・ヴィンチより引用
高橋留美子のデビュー作『勝手なやつら』に「だっぴゃ星人」という半魚人が出てくるのですが、この半魚人が文字通り語尾が「だっぴゃ」だったのを青葉繁れるの影響を受け「だっちゃ」に変更してラムちゃんの語尾になった、ということです。
それでは「青葉繁れる」にはラムちゃんのように可愛らしいヒロインが出てくるのか?!と期待しますよね(^^♪
確かにマドンナといわれるような女性は出てくるのですがラムちゃんとは関係がないようです。
どちらかというと男子の煩悩の多さがあたるに少し似ているかも(笑)
青葉繁れるは昭和の古き良き時代、名門校の落ちこぼれ生徒たち5人が織り成す青春物語です。
この生徒たちがけっこうどうしようもない事件ばかり起こすんだけど、学校の先生たちの懐の深さにちょっと感動してしまいましたよ。
昔はこういう先生がいたんだ、いい時代だったんだろうな、と感じずにはいられない作品。
昭和の終わりに生まれた私ですらノスタルジックな気分にさせてくれる小説です。
ぜひお手に取ってみてはどうでしょうか?
うる星やつらラムの名言「だっちゃ」
それではここでラムちゃんの名言をまとめてみたい「だっちゃ」(笑)←スミマセン
「そこまで言うなら結婚してやるっちゃ」
記念すべき第1話、あたるとラムの鬼ごっこであたるの勝ちが確定した瞬間の言葉ですね。
ラムちゃんの思い込みの激しい一面がこの一言でズバッとわかりますでしょう?(笑)
「ダーリン、好きだっちゃ~♡」
前編を通して何度となく耳にするこのセリフ。
絶対ぜったい可愛いランキング1位間違いなしの名セリフです!
「土曜の夜は子供を作るっちゃ~」
い、言われてみたい。。。!あたるが羨ましすぎるこの言葉、いったいどうなったのか気になりませんか?
。。実のところラムがあたるに鬼の形相で叫んでるので、あたるは「わ~っ(汗)」となって何にもなりませんでした(笑)
「一生かけても言わせてみせるっちゃ!」
あまりにも有名すぎる最終回最後の言葉!この一言にラムのあたるへの変わらない思いが凝縮されています。
うる星やつらランやテンちゃんの方言はどこ?
ちなみに!ランやテンちゃんの方言はどこのものか気になりませんか?
ラムちゃんの方言とはまた違っていますよね。
調べてみたところ。。
ランの(キレちらかしてる時の)方言は、関西弁です。
関西弁の中でも河内弁といわれるものだと言われています。
「おんどれ~」「~やんけ!」などは正しく河内弁です。
テンちゃんの方言もランちゃんとおなじくコテコテの関西、河内弁です。
旧作のイントネーションは本場関西の方たちから見ると「なんちゃって」な部分があったようですね。
うる星やつら2022年版ではランちゃんテンちゃんの河内弁はどう再現されるのか?
本場関西の方たちもびっくりな関西弁を使いこなすのか?
今から聞くのが楽しみだとは思いませんか
まとめ
今回は、うる星やつらのラムちゃんの「だっちゃ」はどこの方言なのか?詳しく解説しました。
結論としては仙台弁で、「青葉繁れる」という小説がモデルとなっていることがわかりましたね。
うる星やつらは2022年10月からリメイク版が放送することが決定しています!
新生ラムちゃんの「だっちゃ」が聞ける日ももうすぐ。
今から待ち遠しいですね!
素敵なアニメライフをお過ごしください。
それではまた。
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